読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

テニスと本

錦織圭

【速報】錦織圭、大会初優勝、今季2勝目<バルセロナ・オープン・サバデル> - テニス365 | tennis365.net

やったー。

やりました。

ナダルフェレールなどの強豪が相次いで敗退していたとはいえ、魔物が潜むと言われるクレーコートで、勝利をつかむ。

これは彼自身の技術の向上を裏付け、そしてこれからの自信にも繋がるだろうと思われる。1か月後にせまる全仏オープンでも結果を期待しないわけにはいかない。

ランキングは残念ながらあと一歩の12位だったけれど、次の大会での結果次第では10位に十分食い込める。

しかもなんと今大会ではここ10年、ずっとスペインの選手が優勝してきた。

もともとスペインや南米にはクレーコートが多く、他の国の選手よりも戦い慣れているという利点を持っていると言われている。

クレーコートは急速が遅くなり、ラリーが続く傾向にある。その為、力強く打つことはもちろん、どれだけスタミナが持ち、粘り強くボールを拾いに行けるかが重要になる。

ナダルはその足腰の強さでクレーコートでの勝利を不動のものとしてきた。

スペイン人の名前が刻まれてきた栄光の中に、錦織圭の名前が並ぶ。快挙。

けれどやっぱり、ナダルクレーコート上にて直接対決で勝利して欲しいとも願ってしまう。

 

野崎まど

2014年 第45回星雲賞にて彼の作品「know」がノミネートというか参考候補作として挙げられている。

とは言え、受賞作はほとんどがこの参考候補作の中から選ばれているから、実質ノミネート。

簡単なあらすじとしては、脳の中に電子葉と呼ばれるデバイスを埋め込みネットワークとの接続が当たり前になった近未来で、情報庁に勤める主人公はかつての恩師であり今は行方不明になっていた研究者の残した暗号を見つける。そこに向かう彼を待っていたのは、1人の少女だった。そこから、世界に秘められた謎と、そして恩師の思惑を知っていく。そんな物語。

なにが面白いって、結末である。どんどんと加速していく物語が迎える着地点に、驚きのため息が漏れる。

野崎まどがデビューしたのは、今から5年前の2009年12月。かの有名な電撃大賞、そのいち部門であるメディアワークス文庫賞を受賞した「[映]アムリタ」だった。

題名の通り映画を題材にしたストーリーで、しがない大学生の主人公が入った映画サークルで、天才と呼ばれる1人の女性映画作家と出会うところから物語は始まる。

ジャンルとしてはSFとファンタジーの境目のような、奇妙な作品を描く。その奇妙さが、心地よく頭の中をかき回す。設定に唸り、ストーリーに唸る。そしてどんでん返しもまた、彼の得意とする手法だ。

ただしその分、アクは強い。受け入れられない人間も出てくる。

だからこそ、彼の作品を受け入れ熱狂するファンが現れる。

誰からも嫌われる事を恐れていたら、誰かに好かれる事などあり得ない。

おすすめの作品は、以下の6作。

 ・[映]アムリタ

 ・舞面真面とお面の女

 ・死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~

 ・小説家のつくり方

 ・パーフェクトフレンド

 ・2

読む順番はそれほど重要ではない。

けれど、出来うるならば、「2」だけは最後に読む事を勧める。

そして「2」を読み終えた時、全ては彼の手のひらの上にあったのだと気づく。

いつから踊らされていたのかも知れず、そして踊らされていた事に喜びすら覚える。

というか覚えた。

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)