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ASMRとCranial nerve examination

まずはこれを見て欲しい。

大丈夫、怪しい動画じゃない。

 youtu.be

どうだろう。

めちゃくちゃ気持ちよくないだろうか。

指示に合わせて目線を動かし、口を開けて、頭の中で返事をする。そうしているうちにだんだんとまぶたを開けているのが辛くなり、脳みそがとろとろしていくのが感じられるはずだ。

 

明日に不安があったりなんとなく眠れなかったりする夜には、僕はよくYoutubeASMRと検索する。

出てきた動画を見ながら布団に横になっていると、いつの間にか意識は薄れ、いろんな嫌なことを忘れてしまって、気がつけば翌朝を迎えているという寸法だ。

 

さて、ASMRとはなんだろう。

お手元のPCやスマホで検索すればすぐに引っかかると思うけれど、以下にWikipediaの情報を引用した。

Autonomous Sensory Meridian Response (ASMR) は、人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、頭がゾワゾワするといった反応・感覚(正式な・あるいは一般的な日本語訳は今のところ存在しない)。

直訳すると、

  • Autonomous 自主的な、自動的な
  • Sensory 感覚の
  • Meridian 絶頂、頂点
  • Response 反応

つまり、自動的に発生する感覚の絶頂反応、という意味になる。

なるほど、わからんね。

終わろう。

 

 

というわけにはいかないので、解説してみる。

例えば、日常生活の中で友達や家族などに耳元でささやかれてふいに背筋がゾワゾワしたり、雨音を聞いていてとても心地よくなるといった経験はないだろうか。

それが、ASMRなのである。

とはいえ、感じ方は人それぞれであるという見解が多いらしく、人の声に無性に反応する人もあれば、机などを爪でトントンと叩く音がたまらないといった人もいる。

バイノーラル録音と呼ばれる、左右から語りかけられる動画もまたASMRを呼び起こすトリガーのひとつだと言えるし、ASMR動画のほとんどはバイノーラル録音だ。

かくいう僕も、2011年に発売された3DS用ゲームソフト「閃乱カグラ〜少女たちの真影〜」の先着購入特典として封入されていたドラマCD、そのおまけで声優(豊口めぐみさん)がキャラクタになりきって左右から話しかけてくれる音声を聞きながら安眠したものだ。

あれから6年が経った。自分自身が何も成長できていないという事実にもまた目をつむりたい……。このまま眠りたい……。

 

と、長い前書きを済ませたところで、僕が本当に紹介したいのは、ASMR動画のジャンルの中でも数多の人たちが投稿しているもののひとつ。

Cranial nerve examinationである。Cranial nerve examという場合もある。

日本語に訳せば脳神経検査

なんだそりゃ、と思う人もいると思うので、日本語で投稿されている動画を用意した。

それが、冒頭の動画である。

問診から始まり、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、そして触覚を検査していく。抵抗するすべを持たない僕たちは彼ら彼女らの思うがままなのだ。光を追えと言われれば追い、口を開けろと言われれば口を開ける。音の鳴っている場所を追いかけて、そしていつしか眠っている。

最高じゃないか。

そしてまた、音声だけでなく顔の近くに手を添えられることでもとても心が穏やかになり、安心している自分に気付くだろう。

これはカメラの前で手を動かすハンドムーブメントというジャンルなので、興味が湧いたらぜひ検索を。

 

他にも、ASMRのCranial nerve examination動画を用意したので、視聴して安眠への手助けにして欲しい。

 

youtu.be

この人は色々なロールプレイを投稿しているが、全て細かい部分にまで気を配っているので、安心して世界に没入できる。

 

youtu.be

上記の動画は再生数350万を誇る人気動画で、ASMR好きなら絶対に一度は聞いたことがある。断言する。

とはいえさすがに50分はなげーよふざけんなと憤りを抱いている方もおられると思うので、ひとまず44:50辺りから始まる検査を見て欲しい。

必見というか必聴である。

片耳を塞がれ、もう片方の耳に言葉を囁かれ、それが何かを答えるというもの(のはず。なにせ小生英語がわからん)なのだが、正直英語の囁きなんかよりも耳を塞ぐときのクシュクシュとこすられる音の方がとてつもなく気持ちいい。

これはブラッシングというジャンルに分類されるもので、マイクを様々な形質を持った物体によってこすり、ザラザラとした音を楽しむのだ。聞いているうちに、マイクではなく頭の中までこすられているような感覚に陥る。ザラザラ、ズルズル、スヤスヤ……。

君はもうASMRのとりこ。

一緒にどこまでも落ちてこう。

 

他にも、耳かきや囁き声はもちろん、箱や机をトントンと叩くタッピングや、紙やこすりつけるスクラッチング、ガムやグミの咀嚼音など、ASMRには実に様々な種類がある。

もし心にひっかかるものがあったならば、ぜひ検索してみて欲しい。

 

と、メリットばかりをつらつらと書いてきたけれど、世の中そんなにいい話ばかりでもない。やるべきことを放置して楽しい毎日を過ごしていたらいつの間にかのっぴきならない状況に陥っていたり、うめえうめえとコーヒーをゴクゴク飲んだらたいてい腹を壊す。

というわけでデメリットも書いておこう。けれど、そんなに深刻なものではない。

ひとつは、睡眠導入として使用しすぎると、いざこれらの動画を見なくなった場合、入眠に時間がかかってしまうらしいということ。

でもほとんど毎日見ていた僕でも、ASMR動画を見ずに寝ようと思えば寝られるので、頭の片隅にでも入れておいた方が良い程度かもしれない。

もうひとつは、こちらが僕が一番問題視していることなのだけれど、なんとこれらの動画を見るとぐっすり眠ってしまうせいか、翌日は目覚ましで起きられた試しがないのだ!

いや、ほんとに。

翌朝に早起きしなければいけない場合は、ちょっと怖い。

ぜひ、翌日には寝坊しても良いようなだらだらにだらけた深夜や皆が寝静まった丑三つ時には、ベッドや布団に寝転がってASMRという究極の癒やしに浸って欲しい。

ASMRライフを満喫しよう。

 

 もちろん、入眠安眠効果には個人差があるよ。